父に足法

2017.9.2

実家はリビングの改装中。

連日の片付けなどで腰が痛いと嘆く父。

「足法をやるかい？」と声をかけると今日は素直に受け入れてくれた。

3日前に声をかけた時は一度断られている。

「わたしもまだまだだな」とショックを受けていた。

痛みが増してきた今日はさすがに断る余地もなかったようだ。

臀部（おしり）のほっぺたが重いという。

腰痛の時、臀部への押圧は痛いけどよく効きます。

案の定、梨状筋が硬直していた。

そこを踏むととても痛がった。

少し我慢をしてもらい、ゆるむまで時間をかけて踏みほぐした。

「始めは痛かったけど、今は気持ちいい」

「あー効く！これはいい！」とご満悦。

硬直していた部位は、柔らかくなった。

仕上げに足の裏を踏む。

私が子どもの頃に「足の裏を踏んでくれ！」と頼まれ踏んでいたことを思い出した。

私「昔はこうやって足の裏を踏んだり、肩を揉んだり叩いたりして家族の中で疲れを取ってたんだよね〜？」

父「そうだなぁ、昔は整体屋さんも多くなかったしな。また子どもに踏んでもらうくらいがちょうど良いんだよ」

私「家庭の中で踏み合えば、お金もかからず、コミュニケーションもとれ、元気になれるよね」

そんな会話をしながら30分ほどの施療が終わった。

自分が懸命に学んでいることを父に認められた、そんな時間でした( ˊᵕˋ )

「痛くてたまらなかった腰が随分楽になったぞ」

しばらく立ったり座ったりを繰り返した後

「スーッと立てる！やる前と全然違う！」

「いやぁ、お願いして良かった、ありがとな！」

施療後の姿勢がまず違う。

膝が軽く曲がっていて、少し前傾で腰が丸まっていた。足取りもノソノソと重い歩き方だった。

それが今ではコルセットをしなくても腰がピンと真っ直ぐに伸びて姿勢がとてもいい。

歩く足取りも軽快だ。

 

やっぱりいざという時の足法は頼りになる。

先日、自分が体調を崩した時に師匠にフル施療をしてもらいました。

その日の帰りには顔色も良くなり、動ける身体に戻りました。一度の施療でここまで回復するものかと驚きました。

「先生の施療により私が生き返り回復したように、私も人を生き返らせるような施療がしたい。少しでも師匠の技に近づける施療がしたい。」

そう強く思いました。

まずは私の足法で父の痛みを楽にしてあげれて良かった。

実家からの帰り道、

初めて教室に参加した日、最寄駅に向かう車中で父と話したことを思い出していた。

帰ってから過去のweb日記を探したら、その時のやり取りが綴ってあった。

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2013.3.16
『足法自然塾』1日目。入学式
今月から第3.4土曜日に東京へ通学することになった。
父に最寄駅まで送ってもらう。
車の中で父にどんなことを学びに行くのかを説明しておこうと、話を切り出した。
足法の本を見せて
私『わたしはこれを勉強したい！5年後に脱サラするから！』
父『なんでもいいから、やってみろ！』
詳しい説明を聞かず背中を押してくれた。
私『ありがとう』と涙が溢れてきた。
父の言葉に感動した。
全面的に娘を信用しているから言える言葉。
私が欲しい言葉をさらりと言ってくれた。
子育て中にやりたいことをやるのには、周りの協力が必要。
他にもヨガの勉強をしている私は、実家に息子を預けることが多い。

それでも応援してくれる父母には頭が上がらない。
ありがとう。

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その時私は大手企業で派遣社員をしていた。
後に2015.3月に拠点集約で勤務先がなくなり解散となった。
父に宣言した通り、脱サラした。
そして今、自宅で足法の個人施療をして収入を得ている。
あの時の直感を信じて、足法の世界へ飛び込んで良かった。

ここから足法を社会に広めていく。

師匠が創り上げた足法を世に広め、次世代に繋げていくのが私の役目だと思っています。

「一家に一人、足法の人」
足法の道はつづく。

【 円足禅無踏流正足法 足法自然塾】
●静岡教室（清水市）
第2土曜日、13〜17時
●東京教室（田原町）
第3・第4土曜日、12〜16時
詳しくは足法自然塾facebookにご連絡ください。
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