足法のススメ

Let's practise ASHIHOU together. I would like to spread this therapy.

己との真剣勝負

2018年初!足法自然塾EMSA教室。

予想以上に学び多きハードな修練となりました。

教室ではどんなことを学んでいるの?

足士が10年以上学び続けるその訳は?

下記のリポートにその答えがあります。

私の体験記的なリポートになりますが、足法の真髄に触れられると思います。

興味があれば是非読んでみてください。

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足士リポート

2018年初の東京教室は正足士4名のスピーチから始まりました。 正足士の皆さん、それぞれに自然体で、まさに正足士らしい堂々たるスピーチでした。

座学は先生が長年触れてこられた禅の教えで、タイトルは 「完全なる無」です。 当初の原稿に補完をつけてお話してくれました。 その中で私が心に響いたことを簡単にまとめました
♢ 人間は自分を否定する天才。
♢ ハッピーになれるかどうかは自分の心ひとつ。
♢ 苦しい出来事こそプラスに転換する。
♢ 人間はなにもかも具わっている。
♢ 無いと思うのは欲が絡むから。
♢ 現代は物質的な社会になっている。
♢ その欲を神の意、仏の意、摂理や道理に沿いたいという方向へ用いれば、わたしたちの歩く道、そして未来は今とは大きく変わっていくはず。
♢ 肉体こそ摂理、道理、神の意、仏性の集大成、宇宙エネルギーの塊が人間だということ。
♢「並外れたプラス思考」で臨めば必ず「在るが儘に」宇宙エネルギーを用いることができる。
♢「並外れたプラス思考」とは、私たちには全てが具わっているということに気づくこと。
♢ 日常の立ち居振る舞いを「並外れたプラス思考」で生きる、それが「空っぽ」になるということ。
♢ そうすると目の前には善なる出来事が次々に現れて来る。

 

実技では、ペアのM中足士と交互に先生を踏むところからスタートしました。 そこで技の精度を上げるために課題が生まれました。

「圧の深み」 この圧の深みを出すにはどうしたら良いか。

* 仙骨から送り出す遠圧。
* 一踏み目はずれててもいいから最後までしっかり踏む
* 膝の使い方に注目。
* 到達地点より戻る際、圧を送り続けながらひざの力を先に抜く

ここ数ヶ月、上記を課題として意識はしているものの、なかなか感覚がつかめないままでいました。 私の圧を受けた先生は 「はじめから踏むぞ!と意気込みすぎ。もっとラク踏み足をセットして、まずは感覚優先に踏んでみる」、「脚の付け根を踏む際に、遠圧を使わず、壁を作った引圧でしっかり踏んでみる」と私に適した指導をしてくれました。

そして先生に伴われて正足士の方々の元へ出向き、実際に私の技を受けていただき感想を聞かせてもらいました。

* ファーストタッチ乱暴
* 検査圧が長い。
* 踏み足に力みがある。
* 圧がブツ切れ。

なんか全部が悪い感じで、私は評価を受ける毎に頭の中が混乱しました。 丁寧に踏もうと意識しすぎると力みが出て、 意識を抜いて踏んでみたら乱暴になり… 。あれをやったらこれがダメになり、これをやったらあれができない。すっかり分からなくなりました。

最後は自分の感じ取っているものや、今まで課題として取り組んできたものがゼロになったような気がして悔しくて涙。 私は今日の座学の中にあった 「思考はいつも否定的」の状態になりました。 そして自分の感覚や、取り組んできたものに自信を失っていく気分に陥りました。

それでも理性を失わずに考えられたのは、この足法自然塾での学びで心が成長したからでしょう。自分の感覚や今まで学んだことがゼロになったと思い込んだのは私の思考であって、実際はゼロにはなっていないのだ。ただ今の私にはできないだけ。 今はできないと受け止める。でもかならずできる日が来る。そう考えると、私がこれからやるべきことが、この短時間の内に少し整理できました。

♢ 先生から教えていただいたコツを、まさにコツコツと修練する。
♢ そして部分課題の克服に固執し過ぎずに、全体を見ること。
♢ 自分で感覚を掴むまでは工夫を重ねて実践する。

そんな私に対し先生は「では、こう踏んでみてください」と改善の策を根気よく具体的にご指導してくださいました。 先生のご指導はまさに山本五十六氏の格言のようです。 『やってみせ、言って聞かせて、させて見て、 誉めてやらねば人は動かず。 話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば人は実らず』。 今日は身をもって心の修練、精神鍛錬、そして指導の在り方を学ばせていただきました。

 自分に謙虚に向き合う。足るを知る。並外れたプラス思考。私たちには全てが具わっていると気づく。 空っぽ。命そのものにダイナミズムが生まれる。バイブレーション。高波動。内なる叡智の目覚めに向けた足法本来の働き。そうした心身の鍛錬の向こうに、受圧者に与える効果や恩恵が多大になる働きが生ずる。

 今日のような心に深く作用する座学を学ばなければ、できない自分を私は責めて迷い続けていたかもしれません。心が折れてスランプを引き起こしていたかもしれません。人間は自分を否定する天才です。こうゆうときこそ先生の言う「並外れたプラス思考」を自在に用いて、そして実践を通して答を手にしていくまたとないチャンスだと思いました。

今日は取り乱してしましたが、学び深い教えを受け取ることができました。 足法とはまず己の心身を整えることから。ますます自分自身に対して謙虚でありたいと思います。

文責:増田・中足士

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【 円足禅無踏流正足法 足法自然塾】
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